認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO)を取得した話

システム開発

今回は2023年に私が取得した認定スクラムプロダクトオーナーの資格について書いていきたいと思います。

認定スクラムプロダクトオーナーとは?

ScrumAllianceにより認定される資格の1つで、スクラムの知識及びスクラムロールとしてのPO(プロダクトオーナー)としての役割・責任を理解していることを証明します。また、この上位資格にアドバンスド認定プロダクトオーナー(A-CSPO)があり、認定スクラムプロダクトオーナー保有と実務として12ヶ月(過去5年以内)の経験を条件にトレーニングが受講し資格を得ることができます。

CSPOの取得方法は?

認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO)には試験はありません。取得するにはトレーニングの受講が必要になります。そのトレーニングを提供しているのは日本では主に2つの会社になります。Agile Business Institute Inc.と株式会社Odd-e Japan(オッドイー・ジャパン)です。

Agile Business Institute Inc.株式会社Odd-e Japan(オッドイー・ジャパン)
受講費用161,139円(税込)¥330,000(税込)
*担当講師により異なる
受講時間2日間(10:00-16:00)3日間(オンラインの場合5日間)、合計30時間
講師オンラインオンライン
CSPOトレーニングを提供している2社の比較

受講費用や受講時間、どの講師のトレーニングが良いかを判断基準に選べば良いと思います。Agile Business Institute Inc.の方が費用面、拘束時間の少なさから負担は少ないです。私の周りでもabi社を受けている方が多かったので、そういった面からもこちらの方が人気なのかなと感じられました。私は上司がOdd-eの講師を推していたこともあったのでそちらを受講しようと思っていたのですが、予定されていたトレーニングに申し込みをしようとしたころ受講者が少なかったのか申し込みが受付中止となってしまいました。そのため、abi社の方を私も受講しました。

研修内容

・Working Agreement 
・チームの自己紹介
Level 1 Start a business ・Agile ・Goal ・Vision ・Person ・Story ・Release
Level 2 Visit real companies ・Hunter(MobAI) ・Wikispeed(Module) ・Amazon(Expand) ・Tesla(Budget& Context) ・Toyota(switch)
Level 3 Go back to the office ・Refinement ・Open Space Technology

最初に1チーム4~5人のメンバー構成で12グループほどに分かれ、上記のような題目に沿って研修は進められました。各チームの中でPO1人、SM1人、DEV2~3人で役割を与えられ順番にロールチェンジをおこなって実際のスクラムを模した形で課題に取り組んでいきました。研修を全て受講後、事前に登録してあるメールアドレスにScrumAllianceのアカウント作成の案内メールが届きます。あとは手順に沿ってアカウントを作成すると無事資格を取得でき、CSPOのアイコンや資格証明書がサイトからダウンロードできるようになります。

資格の有効期限は?

認定スクラムプロダクトオーナーの資格の有効期間は証明書が発行されてから2年間になります。有効期限を延長するにはScrumAllianceの公式サイトでScrum Education Units(SEU)を20ポイントほど獲得し、$100払って更新する必要があります。

まとめ

認定スクラムプロダクトオーナーを取得して、対外的にスクラムの理解があることを1つ証明できるようになったのは1つ大きな自信になりました。今回の資格取得をゴールにするのではなく、継続的によりよりスクラムでの開発を行えるように知識をブラッシュアップしていきたいです。

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